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皮膚トラブルの対処法

炎症の悪化サイクル

湿疹・皮膚炎などの皮膚トラブルでは、かゆみを伴うため、「かゆいからかく」「無意識にかき続ける」 「かき壊すことで炎症は悪化し、患部が化膿してジュクジュクしてくる」「炎症がかゆみを起こし、さらにかゆくなる」「かゆいからまたかく」という悪循環に陥り、症状はどんどん悪化してしまいます。 これを「炎症の悪化サイクル」といいます。
つまり、かゆくてかき続けることは、自分で皮膚の炎症を起こし、悪化させていることなのです。

早期治療の重要性

患部をかき壊してしまうと、治療期間が長引くだけでなく、治ってからも傷痕が残ることがあります。 また、かき壊した傷口は細菌が増殖し、化膿しやすい状態になります。
症状を早く治すためには、以下の2つがポイントです。

・原因を取り除くこと
・かかない(新たな刺激を与えない)こと
つまり、炎症の悪化サイクルを断ち切ることが、症状を早く治す近道といえます。
さらに、皮膚トラブルに気づいたら、すぐにしっかりとした治療を行いましょう。 かゆみは、炎症が起きている間は続きます。従って、強い抗炎症作用を持った薬で炎症を抑える必要があります。 代表的な薬としてステロイド外用剤があります。

かゆみ対策

かゆみ対策の第一歩は、かゆみを悪化させる原因を取り除くことです。 また、どうしても我慢できない場合には、薬によるかゆみの治療を行います。

セルフメディケーション

「セルフメディケーション」とは、健康や医療に関する情報・知識を駆使して、健康管理や軽い病気、ケガの手当を自らの判断で行うことです。
湿疹・皮膚炎などの皮膚トラブルは、皮膚で炎症が起こり、赤み、腫れ、かゆみなどが症状としてあらわれます。かゆみの症状が強い時には、我慢できずについかいてしまいますが、かくことが刺激となってさらに炎症が強まり、またかゆくなるという悪循環に陥ってしまいます。 患部をかき壊してしまうと、治療期間が長引くだけでなく、治ってからも痕が残ってしまいます。
また、かき壊した傷口は細菌が増殖し化膿しやすい状態です。皮膚トラブルに気づいたら、すぐにしっかりとした治療を行うことが大切です。 外からの刺激を最初に受け止める大切な役割を担う皮膚についても、正しい知識でOTC医薬品を上手に使うことができる賢い生活者になりましょう。

市販の湿疹・皮膚炎用治療薬

湿疹・皮膚炎の治療には、主に外用剤が使われます。外用剤には複数の成分が配合されていますが、代表的な成分を挙げてみましょう。
それぞれの成分の働きや使い方、注意点など、よくわからない場合は薬剤師さんに相談してみましょう。

市販のステロイド外用剤で治療できる皮膚トラブル

接触皮膚炎、虫さされ、あせもなどは市販のステロイド外用剤で治療できます。 症状が重い場合、範囲が広い場合、再発を繰り返す場合はお医者さんに診てもらいましょう。

ムービーで分かるヒフノコト

ステロイド外用剤は50年以上の歴史がある薬で、私たち皮膚科ではアトピー性皮膚炎をはじめとする様々な 炎症性皮膚疾患の治療に欠かすことができない薬です。
ステロイド外用剤は、症状を速やかに抑え、小さい範囲に短期間使用する場合には副作用の心配もほとんど ないことから、市販薬としても販売されています。
皮膚科に行くほどでもないと思われる症状の方のために、市販のステロイド外用剤について説明します。

渡辺先生プロフィール
<渡辺晋一先生のご略歴>
1978年 東京大学医学部卒、同大学医学部皮膚科入局
1983年 東京大学医学部皮膚料 医局長
1985年 ハーバード大学医学部マサチューセッツ総合病院皮膚科留学
1998年 帝京大学医学部皮膚科 主任教授
専門分野 真菌症、レーザー治療
学会活動 日本皮膚科学会東京支部長、日本医真菌学会理事長など
多方面でご活躍